珪酸塩白土(けいさんえんはくど)は秋田県八沢木地域でのみ産出される
白色の粘土鉱物(2対1型モンモリロナイト粘土)です。
土壌改良材として保水性や保肥力の改善、ミネラルの供給など
さまざまな効果があり愛用されている方も多いことでしょう。
ふと珪酸塩白土の有効態用分量を見ていて、
理想的な塩基バランスになっていることに気づきました。
理想的な塩基バランスは5:2:1
塩基バランスとは一般的に土壌に含まれる
カルシウムとマグネシウム、カリウムのバランスのことを指します。
それぞれが拮抗作用があるため、
バランスが崩れると他の養分が吸収しづらくなります。
(例:カリウム過剰によるトマトの尻腐れ病など)
理想的な塩基バランスは
カルシウム:マグネシウム:カリウム
5:2:1
もしくは
7:2:1
珪酸塩白土の有効態養分量は?
珪酸塩白土の有効態養分量(me/100g)は、
販売元のソフトシリカ株式会社のホームページに記載されています。
http://www.softsilica.com/01story/3seibun.html
カルシウム:マグネシウム:カリウム
1016:446:192
≒5:2:1
ほぼ理想的な塩基バランスになっています。
珪酸塩白土は保肥力を高める効果もある土壌改良資材なので、
pH調整の際に石灰を施すのではなく珪酸塩白土を施した方が
バランス良くミネラルの供給をしつつ保肥力が向上するという
ダブルの効果を狙えます。
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