赤玉土とは?成分や特徴、使い方をまとめてみます。


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赤玉土とは?成分や特徴、使い方をまとめてみます。

赤玉土は関東ローム層の赤土を乾燥させ、
ふるい分けして粒の大きさを均一にして販売されています。

通気性、保水性、保肥力に優れているため
万能の園芸用土として幅広い植物の栽培に使われている用土です。

赤玉土の特徴や成分、使い方などについてまとめてみます。

赤玉土の特徴

赤玉土は園芸用土としてどのような特徴をもっているのでしょうか?

赤玉土の重さ(比重)は?

赤玉土の比重は約0.8です。
園芸用土は植物を支える役割があります。
あまりに軽い用土に植物を植え付けると株が不安定になったり
風などで倒れやすくなったりします。
一般的に園芸用土は比重0.4~0.6が適正範囲と言われています。
赤玉土は比較的重めなので、腐葉土や植物性堆肥などの
有機物を混ぜ込むことでバランスの良い重さの培養土となります。

赤玉土のpHは?

赤玉土のpHは5~6前後の弱酸性です。
多くの植物は弱酸性の土を好むため、
赤玉土を基本用土にすると育てやすくなります。

赤玉土の水はけ・通気性は?

赤玉土は水はけ・通気性の良い基本用土です。
基本用土の水はけ・通気性が良いと根が呼吸しやすく根腐れしづらくなります。
しかし、赤玉土を長期間使用していると粒が潰れ
極端に通気性・水はけが悪化します。
よって、赤玉土を基本用土とした場合は定期的な植え替えが必要となります。

赤玉土の保水性は?

赤玉土は保水性にも優れています。
赤土はそもそも粘土質の土なので、水を捕まえる力が強いです。
赤土が粒状になっているのが赤玉土なので、
その一粒一粒に水を蓄えることができます。
良い土の条件として「団粒構造をしている」ことが挙げられますが、
赤玉土は団粒構造を持っていると言えます。
※本来の団粒構造の土は土壌微生物のチカラによって作られます。
赤玉土の団粒構造は人工的に作られたものなので徐々に機能を失います。

赤玉土の保肥力(CEC)は?

赤玉土は保肥力にも優れています。
保肥力をあらわす塩基置換容量(CEC)は20meq/100g程度で、
一般的な畑作土壌(12meg/100g)よりも優れています。

保肥力に優れた用土は肥料成分を無駄にすることが無く、
pHの変動も穏やかになるので
安定して植物を育てることができます。

赤玉土の成分

赤玉土にはどのような成分が含まれているのでしょうか?

赤玉土の主な成分はケイ酸・アルミニウム・鉄

赤玉土には主にケイ酸やアルミニウム、鉄などが含まれています。
赤玉土が赤褐色をしているのは鉄が多く含まれているからです。

赤玉土はリン酸を吸着する?

火山灰土である赤玉土はリン酸を吸着しやすく、植物が利用しづらくなります。

赤玉土の成分であるアルミニウムや鉄がリン酸と結合して
難溶解性のリン酸アルミニウムやリン酸鉄となります。

赤玉土主体の用土だと与えたリン酸の10~20%程度しか
植物が利用できないと言われています。

リン酸は肥料の三大要素(窒素・リン酸・カリウム)の一つで
エネルギー通貨ATPの主な材料になるため
欠乏すると植物の生育に大きな影響が出ます。

対策としては、植物性堆肥や粘土鉱物を混ぜ込むこと。
植物性堆肥に含まれる腐植酸がアルミや鉄をキレート化し
リン酸と結合するのを防ぐことができます。
また、ゼオライトや珪酸塩白土などの粘土鉱物を混ぜ込むことで
アルミや鉄に比べて植物が利用しやすい
リン酸カルシウムの状態にすることができます。
リン酸カルシウムであれば植物の根から分泌される有機酸で溶けて植物が利用できます。

赤玉土の使い方

赤玉土は通気性・保水性・保肥力のバランスが良い万能の園芸用土です。
全体の5~7割を赤玉土とし、改良用土や有機物(堆肥)で
育てる植物に合わせて調整をします。

関東基準なら赤玉土7:腐葉土3が万能用土

もし関東地方にお住まいの方であれば
あまり難しいことは考えずに

赤玉土7:腐葉土3

この割合で培養土を作ればほとんどの植物は育ってくれます。
より通気性・水はけを重視する植物の場合には
赤玉土の割合を減らして軽石などの多孔質資材を1~2割程度混ぜ込みます。

関西方面などより高温多湿な地方では?

関西方面などでは関東地方よりも夏場に高温多湿になる傾向があります。
赤玉土主体の用土だと宿根草がうまく夏越しできないケースも散見されます。
そういった場合には赤玉土の使用自体を見直した方が良いです。
日向土やさつま土など軽石系の多孔質資材を赤玉土の代替として
全体的に通気性・水はけを強化します。
その分、保水性や保肥力は劣りますからこまめな水遣りや追肥が必要になります。

お住まいの地域によって適した栽培方法や用土は異なりますから
試行錯誤して自分に合ったものを見つけましょう。

おすすめの赤玉土

赤玉土の品質の良し悪しは、その硬さ(潰れにくさ)にあります。
より硬く、潰れにくい赤玉土の方が長期間の使用に耐え
通気性・水はけの良い状態を保つことができます。

おすすめなのは茨城県産の硬質赤玉土。
特に二本線ブランドの赤玉土は盆栽やバラの愛好家など
多くのガーデナーに支持されています。

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