小松菜を無農薬で育てるとどうなる?

小松菜を無農薬で育てるとどうなる? 小松菜の育て方

今年から庭のすき間で野菜を育てることにしました。

家庭菜園に関しては全くの初心者なので、
野菜の育て方を調べるところから始めて育てるものを決め、
通販で種を購入して土壌改良を施した場所に蒔きました。

種まきから約1ヶ月、小松菜が収穫できましたので
小松菜を無農薬で育てるとどうなるのか?
まとめてみることにしました。

結論、小松菜は無農薬でも収穫できる!

上の写真が無農薬(ほとんど放置)栽培で収穫できた小松菜です。
もっと虫食いでボロボロになるかと思っていましたが
予想以上に良い状態で収穫まで漕ぎつけることができました。

十分、食べられるよ♪

無農薬栽培するなら土壌改良(土づくり)は大事!

小松菜を無農薬で育てるには土壌改良(土づくり)が大事!

収穫した小松菜の根です。

水で洗い流した後ですが、しっかりと根を張って土を掴んでいました。

無農薬栽培に限らず、野菜を育てる上でまず重要なのは
土壌改良(土づくり)ですよね。

どんなに肥料を与えても野菜がそれを吸収・利用できなければうまく育ちません。

今回小松菜を植え付けた場所は元々、こんな感じの粘土質の土壌でした。

小松菜を育てる前の土はこんな感じの粘土質でした。
…いかにも植物が育ちづらい感じの土ですね(汗)。

そこで、以下の材料を使って土壌改良を施しました。

・珪藻土焼成粒…2割程度
・バーク堆肥…2割程度
・もみがらくんたん…少々
・牛糞堆肥…表層10cm近辺に約1割

元の土が粘土質だったので、まず優先したのが通気性・水はけの改善。
珪藻土焼成粒は土壌の透水性の改善に効果が認められた
地力増進法に基づく政令指定の土壌改良資材です。
バーク堆肥も同様に土壌の膨軟化(ふかふかにする)効果が認められています。
これらの資材をベースに通気性・水はけの改善を図りました。

もみがら燻炭は土壌微生物の住み家として有効。
目分量なので正確ではありませんが、おおよそ5%前後混ぜ込んでいます。

牛糞堆肥は土壌改良兼元肥として施しました。

通気性・水はけが改善し野菜の根が呼吸しやすい環境が整ったことで
根張りが良くなり生育も順調だったと感じています。

一方でやや土壌が乾燥しやすかったことも事実。
そこは定期的に水やりをすることでカバーしました。

あとは、多少の虫食いを許せるかどうか

無農薬栽培で虫食いの被害にあった小松菜

無農薬栽培で小松菜を育てる上で避けられないのが害虫による食害です。

防虫ネットの中で育てるなど工夫をすれば少しは被害を抑えられますが、
完全に防除するのは難しいと思います。

あとは虫食いを許せるかどうか。

それに関しては栽培者によって考え方が異なるので正解はありません。

上の写真は比較的酷い虫食いの葉を写したものですが、
この程度の食害なら問題無いよ♪という方は小松菜の無農薬栽培ができます。
ぜひ始めてみて下さい。楽しいよ♪

こんな状態の葉は食べたくない、という方は
苦労して無農薬栽培をするよりはスーパーできれいな野菜を購入した方が良いです。

育ててみて実感したのですが、スーパーに並んでいる野菜は凄いですよ。
農薬を使っていたとしても規制はあるし、株のボリューム、品質ともに
家庭菜園でできたそれとは比べ物にならない。
やっぱり農家さんはプロだなぁ…と思います。

家庭菜園の醍醐味は「育てる喜び」だと思っています。
自分で育てた野菜を収穫し、食べられることは
何ものにも代え難い喜びがあります。

無農薬で育てるにしても、農薬できっちり防除するにしても
小松菜栽培を楽しめると良いですね。

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