イングリッシュローズのレディ・エマ・ハミルトン( Lady Emma Hamilton )です。
昨年の無肥料栽培が失敗して生育不良に陥り、
現在回復途上の株です(汗)。
ベーサルシュートが3本ほど発生しているのですが、
もっとも太いベーサルシュートの先に付いた蕾が房咲きになりました。
本来は花を咲かせずに処理をする(手で折れる状態の時に折り取る)のでしょうけど、
ベーサルをそのままにしておくとこうなるよ、という
写真を撮っておきたかったのでそのままにしておきました。
ベーサルシュートをそのままにしておくと
上の写真のように小さめの花が房咲きになります。
栄養がベーサルシュートに集中してしまうため、
株全体のことを考えるとそのままにしておくのはオススメできません。
剪定ばさみを使わずに手で折り取れる状態の時に処理をして
株全体に均等に養分が行き渡るようにすると
枝数が増えて結果的に花数も増えます。
比較的充実した株や年数の経った株であれば
このように咲かせてしまっても大丈夫。
花が終わったら他の枝よりもやや深い位置で切り戻しをします。
レディエマハミルトンの黒点病への耐性は…
梅雨の時期になると蔓延し始める黒点病(黒星病)。
バラにとっては最も厄介が病気ですよね。
GarDeco Japanでは完全無農薬と言う名の「放ったらかし栽培」で
バラの品種ごとの黒点病への耐性を見ています。
レディエマハミルトンはイングリッシュローズの中では
黒点病への耐性は強い部類に入ります。
現在育てているイングリッシュローズの中で最も黒点病に強いのは
ウィンダーメア(ウィンダミア)とジュードジオブスキュア。
レディエマハミルトンはそれに次ぐ耐病性を持っています。
二枚目の写真の右下に、ぼやけていますが
一枚だけ黒点病に罹った葉が見えると思います。
今年は梅雨入りしてからほとんど雨が降っていなかったので単純に比較はできませんが、
完全無農薬で6月下旬でこの状態ならば耐病性が強いという判断で良いと思います。
あ、そう言えば。
今年の新たな発見として、
適切な肥料は黒点病への耐性を高める!
と考えています。
昨年はほぼ無肥料でバラを育てていました。
理由は「肥料の与え過ぎがバラを軟弱にさせる」と考えていたからです。
で、極端な無肥料に切り替えてみたのですが…見事に失敗(汗)。
多くのバラが生育不良に陥りました。
耐病性に関しても想像していたようにはならず、
むしろ病害虫への耐性は落ちました。
液肥主体でこまめに追肥している今年は
全体的に耐病性が高くなり株の状態が良い薔薇が多いです。
おかげで病害虫の写真が撮れずに少し困っていたり…(汗)。
何事もバランスが大事ですね。
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