ヒューケラ・ドルチェ・ブラックベリータルトってどんな植物?育て方・栽培方法 etc…

宿根草の育て方

ヒューケラ(ツボサンゴ)は色彩豊かな葉色が特徴の植物です。
カラーリーフプランツとして寄せ植えの材料に使ったり
花壇に植え込んだりと大活躍。
その中でヒューケラドルチェシリーズは夏の暑さや直射日光にも強く
一般的なヒューケラよりも育てやすい品種が揃っています。
今回は、ヒューケラ・ドルチェ・ブラックベリータルトについて見ていきましょう。

ヒューケラ(ツボサンゴ)ってどんな植物?

ヒューケラはどんな植物なのでしょうか?
基本的な情報をまとめてみました。

ヒューケラはユキノシタ科の耐寒性多年草(宿根草)

ヒューケラは北アメリカやメキシコが原産の耐寒性多年草(宿根草)です。
寒さに強く冬でも綺麗な葉を楽しめる常緑のカラーリーフとして
ガーデニングに欠かせない植物となっています。

ヒューケラの開花時期は?

ヒューケラは基本的に色彩豊かな葉を楽しむ植物ですが、
5月~7月にかけて花を咲かせます。

ヒューケラドルチェブラックベリータルトの大きさは?

ヒューケラは品種によって大きさにかなり差があります。
ヒューケラ・ドルチェ・ブラックベリータルトは
草丈(高さ)が20cm~40cm。
幅も同じく20cm~40cmです。

ヒューケラの耐寒性は?

ヒューケラは寒さに強い植物で、
耐寒温度は-20℃。
暖地はもちろん、かなりの寒冷地であっても育てることができます。

ヒューケラの耐暑性は?

一般的なヒューケラは夏の暑さにやや弱く、
直射日光に当たると葉焼けをしてしまうことがあります。
基本的には日陰で風通しが良く、
なるべく涼しい場所で管理することが好ましいです。

ヒューケラの耐乾性は?

ヒューケラは乾燥にはやや弱い植物です。
水不足だと葉色が綺麗に出ず、葉の大きさも小さくなります。
水切れ(水枯れ)には注意が必要です。

ヒューケラの耐湿性は?

ヒューケラは適度な湿気を好む植物ですが、
植え付け用土の水はけが悪いと根腐れの原因となります。
水はけ・通気性の良い土に植え付けるようにしましょう。

ヒューケラの育て方・栽培方法

ヒューケラは寒さに強く冬でも綺麗な葉が楽しめる常緑の多年草(宿根草)で、
夏の暑さや直射日光に弱い側面があることが分かりました。
それを踏まえて、育て方・栽培方法を見ていきましょう。

ヒューケラが好む栽培環境は?

ヒューケラはどのような栽培環境を好むのでしょうか?
日当たり、風通し、植え付け用土の3点から見ていきましょう。

ヒューケラの栽培環境①日当たり

ヒューケラは半日陰の環境を好みます。
夏場の直射日光に当たると葉焼けをしてしまうので、
庭植えにする場合には日よけとなる樹木の株元に植えるのが良いでしょう。
ヒューケラ・ドルチェ・ブラックベリータルトは
一般的なヒューケラよりも直射日光に強い性質を持っていますが、
基本的には半日陰で管理するのが良いです。

ヒューケラの栽培環境②風通し

ヒューケラは乾燥にやや弱いため、
風通しの良過ぎる環境は苦手です。
一方で夏の暑さにもやや弱いので、
夏は涼しく風通しの良い場所で管理すると夏越ししやすいです。

ヒューケラの栽培環境③植え付け用土

ヒューケラは乾燥に弱い一方で、
保水性の高過ぎる土では根腐れしやすい植物です。
植え付け用土には水はけ・通気性の良いものを使います。

ヒューケラの水やり方法

ヒューケラは乾燥がやや苦手なので、
定期的な水やりが必要になります。

ヒューケラの水遣り方法①鉢植えの場合

ヒューケラは乾燥に弱い一方で根が繊細なので、
水はけ・通気性の良い用土に植え付けた上で
定期的に水遣りをします。

ヒューケラの水遣り方法①地植え(庭植え・花壇植え)の場合

ヒューケラは夏の暑さに弱いので、
水やり云々の前に植え付け場所に注意が必要です。
基本的に半日陰の涼しい場所を選びます。
苗を植え付けた後はたっぷりと水遣りをしますが、
その後は晴れが続いて土が乾燥してきた場合に水やりをします。

ヒューケラの肥料の与え方

ヒューケラはそれほど多くの肥料を必要としません。
規定量に薄めた液肥を2週間に一度株元に施します。
夏場はヒューケラの生育が停滞するため、肥料は与えないようにします。

ヒューケラの剪定・切り戻し

ヒューケラの剪定・切り戻しについてですが、
基本的なメンテナンスは傷んだ葉を摘み取ることと
5月~7月の間に咲く花茎を咲き終わった後に切り戻すことです。
ヒューケラは長期間育てていると茎が立ち上がってきます。
そのままでは生育が衰えてしまうので、株の更新をします。
立ち上がった茎の周りを盛り土にして発根を促し、
発根したら茎を切り取って土に挿します。

ヒューケラの病害虫防除

ヒューケラは基本的に病害虫の被害を受けにくい植物です。
しかし、株回りの風通しが悪いと病気や害虫が発生しやすくなります。

ヒューケラの病気①うどん粉病

葉がうどん粉をまぶしたように白くなるのが
うどん粉病の症状です。
光合成を阻害するためヒューケラの生育が停滞します。
風通しが悪いと発生しやすい病気なので、
傷んだ葉や周囲の雑草などをこまめに取り除いて
株回りを風通しの良い状態に保ちましょう。

ヒューケラの害虫①コガネムシの幼虫

コガネムシの幼虫はヒューケラの根を食害します。
最悪の場合は枯死してしまう可能性もあるので、
気になる方は薬剤を散布しましょう。

ヒューケラの楽しみ方

ヒューケラは葉の色が多彩で常緑のため、
鉢植えや寄せ植え、花壇植えなど様々な楽しみ方ができる植物です。
特に半日陰~日陰のシェードガーデンには欠かせませんね。

ヒューケラの楽しみ方①花壇

住宅地でガーデニングを楽しみたいと思っても
日当たりが良い環境はなかなか確保できません。
ヒューケラは半日陰~日陰で楽しめる植物なので、
暗くなりがちなシェードガーデンを鮮やかに彩ってくれます。

ヒューケラの楽しみ方②鉢植え

ヒューケラは鉢植えでも楽しむことができます。
鉢植えは移動させることができるのが利点。
ヒューケラは夏の暑さと直射日光が苦手なので、
夏場は日陰の風通しの良い場所に置きましょう。

ヒューケラの楽しみ方③寄せ植え

ヒューケラの美しい葉は他の植物との相性が良く、
寄せ植えにとても重宝されます。
特に秋・冬の寄せ植えには欠かせない植物ですね。




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