黒星病に強い!おすすめのバラ・メルヘンツァウバー

黒点病(黒星病)

黒星病(黒点病)は、うどん粉病と並んでバラの二大病害と言われています。
黒星病は春の一番花が終わる頃から梅雨の時期にかけて出やすく、
葉っぱに黒いシミができて広がっていきます。

黒星病(黒点病)はどんな病気?

黒星病はカビの一種である糸状菌が原因となって発生する病気です。
気温が18℃~26℃で葉が水に濡れた状態が6時間程度続くと発生しやすくなります。
黒星病に罹った葉には黒いシミ(病斑)ができて次第に広がっていき、最終的には落葉します。
バラは葉を落としてしまうと光合成能力が低下するため、生育が停滞します。
黒星病が原因でバラが枯れてしまうことは滅多にありませんが、できれば罹りたくない病気です。
黒星病が厄介な病気なのは、たくさんの花を咲かせて株が消耗しているタイミングと
黒星病の発生しやすい条件が重なること。
平均的な耐病性のバラだと定期的な薬剤散布をしていても
なかなか黒星病の発生を防ぐことができません。

黒星病について詳しく知りたい方はコチラのページもどうぞ↓

近年、病気に強いバラが続々と発表!

バラは病害虫被害に遭いやすく、
薬剤散布無しで育てることは難しいとされていました。
しかし、近年は病気に強いバラが続々と発表されていて
品種によっては無農薬・低農薬で育てることができるようになってきました。

完全無農薬で栽培しても黒星病に罹らなかったバラ

GarDeco Japanでは、バラは完全無農薬で栽培しています。
完全無農薬で病気に罹らないバラはなかなか無いのですが、
今回ご紹介するのは雨の当たる環境下にもかかわらず
黒星病に罹らなかったバラです。

黒星病に強い!おすすめのバラ・メルヘンツァウバー

メルヘンツァウバー( Maerchenzauber )は、
ドイツのコルデス社のバラで2015年に作出されました。
花は淡いアプリコット色で、ロゼット咲き。
香りはややフルーツっぽさが混ざったティー系。

メルヘンツァウバーのおすすめポイント①黒星病の心配無し!

このバラは黒星病に滅法強いです。
完全無農薬で雨の当たる環境下で育てていても
黒星病に全く罹りませんでした。
黒星病と並んで「バラの二大病害」と言われているうどんこ病にも強いので、
多少栽培環境が悪くても育てることができるバラです。

メルヘンツァウバーのおすすめポイント②香りも楽しめるバラ

病気に強いバラは香りが期待できない傾向があるのですが、
メルヘンツァウバーは香りを楽しむこともできるバラです。
少しフルーツの香りが混ざったティー系の香りです。

メルヘンツァウバーを育てる場合の注意点①病気には強くても害虫には…

メルヘンツァウバーは病気に滅法強いバラです。
バラは数えきれないほど多くの品種がありますが、
メルヘンツァウバーの耐病性はその中でもトップクラスでしょう。

しかし…バラは病気に強いだけではダメなんですよね。

バラゾウムシやタバコガの幼虫、ホソオビアシブトクチバの幼虫、
コガネムシ、チュウレンジハバチの幼虫など、
バラの葉や蕾を食害する害虫はたくさん居ます。
病気に強いメルヘンツァウバーもさすがに害虫は防げません。
無農薬・低農薬で栽培する場合にはこまめに観察をして、
害虫を見つけたら補殺します。
薬剤散布をするのであれば地面に撒くタイプの殺虫剤が手軽でおすすめです。

黒星病に強い!おすすめのバラ・メルヘンツァウバーまとめ

  • メルヘンツァウバーの黒星病耐性はトップクラス!
  • メルヘンツァウバーは病気に強いのに香りも楽しめる!
  • メルヘンツァウバーは病気は防げるが害虫は防げない…

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