先日にも書きましたが、花壇に地植えしているアンブリッジローズは
昨年肥料切れをさせてしまい生育不良に陥りました。
調子を落としてしまったバラの写真を載せるのは気乗りしないのですが、
せっかく一生懸命咲いてくれているのでその様子を記録していこうと思っています。
昨年良い枝を残せなかったので、
そこから咲く花は形が乱れていたりして
本来の美しさを引き出せていませんね。
上の写真では葉色が悪い部分や虫食いの葉が見えると思います。
虫食いはここまで完全無農薬で管理してきたこともあり仕方が無いのですが、
葉色が悪いのは株の調子が悪い証拠。
それでも株の状態は随分と回復してきていると感じています。
株元からのベーサルシュートも伸びてきているのが分かりますね。
新たなシュートの発生はバラの生命力を感じさせてくれます。
また、悪かった葉色も随分と良くなってきたんです。
もしかしたら、ペンタガーデンPROの葉面散布の効果が出てきたのかも。
かも…と言うのはいけませんね。
これに関しては狙いをもってやった成果です。
地上部の生育に関しては葉面散布でかなりフォローできるだろうと考えています。
微量要素を含んだペンタガーデンPROのような肥料を葉面散布することで
根傷みや生育不良によってうまく肥料成分を吸収できないバラの手助けをしたり、
蕾が上がってきて開花するまでの生殖成長期にはリンカリ主体の葉面散布剤で
窒素を切って花を充実させたり。
土壌になるべく肥料成分を残さないようにすることで
病害虫に侵されるリスクを減らすことができるのではないか?と考え
今年から鉢植えのバラでは元肥を与えず3月から液肥のみで育てています。
鉢植えのディスタントドラムスでは無農薬でも病害虫の発生は少なく、
一番花もしっかりと咲いたためかなり手応えを感じられました。
一方、元肥を施した地植えのバラたちの中では
アブラムシの被害が酷かったものも多く、
元肥がアブラムシの発生に影響した可能性を示唆しています。
もちろん、農薬を散布していればアブラムシの駆除はそれほど困難ではありません。
しかし、無農薬でバラ栽培をすることで肥料が病害に繋がる可能性を確認できた。
もう一歩で、手応えが確信に変わる。
・肥料成分を土壌になるべく残さないこと
・土壌の物理性改善をベースにして腐植と粘土鉱物で地力を高めること
・高炭素資材で分厚くマルチングし地温を安定させること
・液肥を主体としたピンポイントの施肥(根圏施用・葉面散布)
羅列するとこんな感じですが、
肥料たっぷり農薬たっぷりのバラ栽培とは少し違った
育て方を提案できるのではないかと思います。
その為にはガーデコ流!の栽培方法で結果を出さなきゃ、ね。
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