バラの黒点病(黒星病)に対する農薬、薬剤を系統別に分類しました。

バラの農薬、薬剤を系統別に分類しました。 農薬、薬剤

バラの農薬、薬剤を系統別に分類しました。

バラは年間を通して様々な病害虫の被害を受けます。
それに対応した農薬、薬剤もまた様々な種類のものが販売されています。

バラの病害虫防除の手段として農薬や薬剤を散布する場合、
病原菌や害虫に薬剤への耐性を持たせないために
系統の異なる農薬、薬剤をローテーション散布することが推奨されています。

しかし、数ある農薬の系統を把握して
ローテーションを組むのはとても大変…。

少しでも把握しやすくするために
バラの黒点病に対する農薬、薬剤を系統別にまとめてみました。

バラの黒点病に対する農薬系統別分類(予防薬)

有機銅系

・サンヨール
有機銅殺菌剤でバラの黒点病、うどん粉病、灰色かび病の予防効果があります。
また、アブラムシやハダニなどの害虫の気門を塞ぐ物理的な殺虫効果もあるので
バラ栽培の病害虫対策のベースになる薬剤です。年間使用回数8回以内。
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有機塩素系

・ダコニール
有機塩素系の殺菌剤でバラの黒点病、うどん粉病の予防効果があります。
高温期に散布すると薬害が発生するため、
気温が25℃以上になる日の散布は避けた方が良いです。年間使用回数6回以内。
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・オーソサイド
有機塩素系の殺菌剤でバラの黒点病予防に効果的です。
同じ有機塩素系のダコニールは夏場の高温期に散布すると薬害が出ますが
オーソサイドはその心配が無いためダコニールの代替として便利な薬剤です。
年間使用回数8回以内。
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有機硫黄系

・エムダイファー
有機硫黄系の殺菌剤でバラの黒点病や灰色かび病、さび病などに
効果があります。年間使用回数8回以内。
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・ジマンダイセン
有機硫黄系の殺菌剤でバラの黒点病や灰色かび病、さび病、ベと病
などに効果があります。年間使用回数8回以内。
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薔薇の黒点病(黒星病)の予防薬は主に3系統に分類できます。
有機銅系、有機塩素系、有機硫黄系。
それぞれの系統の中から各一つずつ農薬を選んでローテーションを組むことで
より効果的な黒点病予防に繋がります。

バラの黒点病に対する農薬系統別分類(治療薬)

EBI系

・サプロール
EBI系の殺菌剤でバラの黒点病やうどん粉病の予防と治療に効果があります。
薬剤の成分が葉の中に浸透し既に侵入した病原菌を殺菌するので
その後の病気の蔓延を防止します。
高温期に散布すると薬害が発生する恐れがあるため夏場の散布は避けましょう。
年間使用回数5回以内。
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・サルバトーレ
EBI系の殺菌剤でバラの黒点病やうどん粉病の予防と治療に効果があります。
薬剤の成分が葉の中に浸透し既に侵入した病原菌を殺菌するので
その後の病気の蔓延を防止します。年間使用回数7回以内。
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ベンゾイミダゾール系

・トップジンM
ベンゾイミダゾール系の殺菌剤でバラの黒点病、うどん粉病の
予防と治療に効果があります。
薬剤の成分が葉の中に浸透し既に侵入した病原菌を退治するので
その後の病気の蔓延を防止します。年間使用回数5回以内。
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・ベンレート
ベンゾイミダゾール系の殺菌剤でバラの黒点病、うどん粉病の
予防と治療に効果があります。
薬剤の成分が葉の中に浸透し既に侵入した病原菌を退治するので
その後の病気の蔓延を防止します。年間使用回数6回以内。
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アニリノピリミジン系

・フルピカ
アニリノピリミジン系の殺菌剤でバラの黒点病、うどん粉病、灰色かび病の
予防と治療に効果があります。
薬剤の成分が葉の中に浸透し既に侵入した病原菌を退治するので
その後の病気の蔓延を防止します。年間使用回数5回以内。
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薔薇の黒点病(黒星病)の治療薬も主に3系統に分類できます。
EBI系、ベンゾイミダゾール系、アニリノピリミジン系。
それぞれの系統の中から各一つずつ農薬を選んでローテーションを組むことで
より効果的に黒点病の蔓延を防ぐことができます。

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