ユーフォルビア・ブラックバードの育て方

ユーフォルビア・ブラックバードの育て方 ブラックバードの育て方

ユーフォルビア・ブラックバード
( Euphorbia × martinii ‘Black Bird’ )は、
黒味がかった濃い銅葉が印象的な常緑の宿根草です。
普段はカラーリーフとして楽しめますが、
早春から晩春にかけて花が咲きます。

ユーフォルビア・ブラックバードの花

常緑のカラーリーフでありながら季節によってダイナミックに草姿を変えるので
四季を通して楽しむことができる宿根草です。

他の宿根草などと組み合わせれば
非常に個性的な植栽を作り出すことができます。

ここでは、ガーデコ流!のユーフォルビア・ブラックバードの育て方をご紹介します。

「ガーデコ流!植物の育て方」とは?


ユーフォルビア・ブラックバードの基本データ

学名:Euphorbia × martinii ‘Black Bird’
分類:トウダイグサ科の耐寒性多年草(暖地では冬期常緑)
草丈:約40cm
開花時期:3月~5月
耐寒性:強い
耐暑性:強い
耐乾性:強い
耐湿性:やや弱い(高温多湿を嫌う)
日照条件:日なた


ユーフォルビア・ブラックバードに適した栽培環境とは?

ユーフォルビア・ブラックバードは日当たりを好む宿根草です。

日当たりが悪く土が過湿になりやすいと
梅雨から夏場にかけての高温多湿の環境下で枯れてしまうことがあります。

暑さ、寒さには強いので植え付け場所・鉢の置き場所に気を付ければ
(日当たり良く、水はけ良い場所)
とても丈夫でシーズンを通して楽しめますよ。

ユーフォルビア・ブラックバードの植え付け用土

ユーフォルビア・ブラックバードの植え付け用土

ガーデコ流!では根の呼吸がスムーズに行えるように
通気性の良い「多孔質培養土」をおすすめしています。

ユーフォルビア・ブラックバードは水はけの良い用土を好みます。
保水性が高過ぎて根が呼吸しづらい環境下では根腐れをする恐れがあります。
できるだけ通気性・水はけの良い用土に植え付けましょう。

ユーフォルビア・ブラックバードの水やり方法

ユーフォルビア・ブラックバードは乾燥気味の環境を好みます。
すなわち、根の酸素要求量が大きい。

保水性の高い土に植え付けていて水やりを頻繁にすると
用土内が水で常に満たされた状態になります。

そうなると根が酸素不足で呼吸できなくなり根腐れに繋がります。

一般的な培養土だとやや保水性が高過ぎるので、
日向土など軽石系の資材を2割程度混ぜ込んで水はけ・通気性を良くすれば
他の植物と同じような水やり頻度でOKです。

一般的な草花用培養土をお使いの場合は
土の表面がしっかりと乾いてから(乾燥には強いです)
たっぷりと水やりをしましょう。

ユーフォルビア・ブラックバードの肥料の与え方

ユーフォルビア・ブラックバードは3~5月にかけて花を咲かせます。
花茎を剪定した後、緩効性肥料を与えます。

また、夏越しをした後の10月~11月にも同様に緩効性肥料を与えます。

ユーフォルビア・ブラックバードの剪定・切り戻し方法

ユーフォルビア・ブラックバードの花

ユーフォルビア・ブラックバードの剪定・切り戻しは花後に行います。
花は3月~5月にかけて咲きますので、
咲き終わったらそのままにせず株元近くでバッサリと切り戻します。

株元には新しい芽が出てきている場合があるので、その上あたりが目安です。

もし新しい芽が確認できなくても
2~3節程度を残して強めの切り戻しをしましょう。

花後剪定をせずにいると株が消耗し、
その後の梅雨から夏にかけての高温多湿の環境にさらされることで
株が枯れてしまうことがあります。

花後剪定は必須だと思ってください。

ユーフォルビア・ブラックバードの病害虫防除

ユーフォルビア・ブラックバードは病害虫の心配はほとんどありません。
完全無農薬で育てることができますよ。

ユーフォルビア・ブラックバードの増やし方・殖やし方

ユーフォルビア・ブラックバードは挿し木で殖やすことができます。
花後剪定で切り取った枝を利用すると良いでしょう。
枝の切り口からは白濁した樹液が出ます。
触るとかぶれるので手袋着用は必須。
枝をいくつかに切り分けて挿し穂を作ります。
白濁した樹液を洗い流したら赤玉土に挿してたっぷりと水やり。
直射日光の当たらない半日陰で管理します。

ガーデコ流!ユーフォルビア・ブラックバード育て方まとめ

・栽培環境は日向(日なた)が最適!日当たり・水はけの良い環境下で育てること

・用土は通気性の良いものが◎、水はけが悪い用土は根腐れの恐れアリ

・鉢植えで通気性の良い用土の場合、水やりは他の植物と同様でOK!

・鉢植えで一般的な培養土の場合、水やりは土の表面がしっかりと乾いてから!

・地植えの場合は、ほぼ水やりの必要無し。雨におまかせ。

・肥料は春の花後剪定をしたら緩効性肥料を与えます。秋にも同様に。

・花後剪定は必須。株元近くでバッサリと切り戻します。

・病害虫の心配はほとんど無いので無農薬でOK!

・挿し木で増やすことができるよ。

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