ディスタントドラムスの剪定・切り戻し方法

ディスタントドラムスの剪定・切り戻し方法 ディスタントドラムスの育て方

ディスタントドラムスの剪定・切り戻し方法

ディスタントドラムス(Distant Drums)の剪定・切り戻し方法について書きます。

バラの剪定には以下のような目的があります。

樹形を整え、観賞しやすい位置で花を咲かせる。

開花時期の調整

バラは落葉低木で、いわゆる「木」です。
剪定をせずに育てているとどんどん伸びて高い位置で花を咲かせます。
花を楽しむためには不都合なので、見やすい位置で花を咲かせるために剪定を行います。

また、バラは品種によってある程度開花までの日数サイクルが決まっているので
剪定をすることで薔薇の開花時期をある程度調整することができます。

これらの目的を踏まえて冬剪定、夏剪定、花がら摘みについて見ていきましょう。

ディスタントドラムスの冬剪定

バラが最も美しく豪華に咲くのは5月~6月です。
その最盛期に向けて最初のステップになるのが1月~2月に行う冬剪定です。

下準備:葉を取り除いてバラを休眠させる

12月末~1月初めにかけて、残っている葉を全て取り除きます。
そうすることでバラをしっかりと休眠させます。

冬剪定①全体の1/2~1/3程度の高さになるように強剪定する

バラの剪定位置で悩まれる方は多いと思いますが、
冬剪定の場合はとにかく高さを揃えることが第一です。

バラには頂芽優勢の法則があり、株全体で最も高い位置にある芽に養分が集中します。
剪定後の枝の長さにばらつきがあると、特定の枝に養分が偏ってしまいます。

剪定後の枝になるべく均等に養分が行き渡るよう、高さを揃えましょう。

後はどのような花を咲かせたいかで剪定位置が変わります。

全体の1/2の高さに剪定…花数は多め、一つ一つの花の大きさは小ぶりになる。

全体の1/3の高さに剪定…花数は少なめ、一つ一つの花の大きさは大きくなる。

冬剪定②枯れ枝や弱々しい枝は取り除く

枯れ枝にはもちろん花は咲きません。弱々しい枝にも良い花は咲きません。

風通しが悪くなる原因になるので、それらの枝は取り除いておきましょう。

ディスタントドラムスの夏剪定

ディスタントドラムスは四季咲き性があるので秋バラを楽しめる品種です。

もし秋バラの季節に一斉に花を咲かせたい場合には夏剪定を行います。

9月上旬に全体の2/3程度の高さになるように切り戻しをします。

その際に枯れ枝や弱々しい枝を取り除いておきます。

四季咲き性バラの開花サイクルはおおよそ45日~60日なので、
9月上旬に夏剪定をすれば10月下旬~11月上旬に花を咲かせることができます。

ディスタントドラムスの花がら摘み

バラが花を咲かせ続けるのには大きなエネルギーを必要とします。

よって、見ごろを終えた花はなるべく速やかに取り除いてあげた方が
株の負担が少なくて済みます。

花を咲かせた枝の半分を目安にして適宜切り戻ししましょう。

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