ディスタントドラムスの育て方・栽培方法

ガーデコ流!ディスタントドラムスの育て方・栽培方法 ディスタントドラムスの育て方

ガーデコ流!ディスタントドラムスの育て方・栽培方法

ディスタントドラムス(Distant Drums)は
花色のグラデーションがとても美しいバラ(薔薇)です。

内側はアプリコットベージュ、
そして花弁の外側は濃いめのラベンダーピンク。
この絶妙な花色に魅せられてディスタントドラムスを育て始めた、
というロザリアンも多いのではないでしょうか?

その繊細は花色とは裏腹に、とても丈夫で育てやすいバラの一つです。

株は直立性(枝が真っ直ぐ上に伸びるタイプ)で、樹高は約1m。
コンパクトにまとめることができるので、鉢植え向きです。

耐病性もバラの中では高い部類に入ります。
GarDeco Japanでは多孔質培養土の栽培テストも兼ねて栽培しているので
一切の薬剤散布や病害虫防除の手段を講じない完全無農薬栽培を行っていますが、
他のバラが調子を落として中には葉っぱが全て落ちてしまう
「丸坊主」の状態になっているものがある時でも、
ディスタントドラムスは優雅に花を咲かせていました。

決して病気にかからない訳ではありませんが、
シュートが出やすいため下葉が落ちたとしてもすぐに新しい葉が展開するので
貧弱な状態には陥りづらいです。

ディスタントドラムスは個人的にとても気に入っているバラです。
栽培初心者でも比較的育てやすい植物なので、
ぜひガーデニングにぜひ取り入れてみて下さい。

このページでは、「ガーデコ流!」の育て方をご紹介します。

「ガーデコ流!植物の育て方」とは?


ディスタントドラムスの基本データ

学名:Distant Drums
分類:バラ科バラ属の落葉低木
樹高:約1m 樹形:直立性
開花時期:5月~11月
花色:アプリコットベージュからラベンダーピンクへのグラデーション
耐寒性:強い 耐暑性:普通
耐乾性:普通 耐湿性:普通
日照条件:日向
バラの系統:フロリバンダ(FL 四季咲き中輪咲き)
作出:1985年 G.J.Buck(アメリカ)
四季咲き性:良好(5段階中4)
香り:ミルラの中香(ややティー系の香りが混じるが全体的には甘い香り)
黒点病への耐病性:やや強い
うどん粉病への耐病性:やや強い


ディスタントドラムスに最適な栽培環境とは?

ディスタントドラムスは日向を好みます。
バラは花を咲かせるためにとても多くのエネルギーを必要とします。
そのエネルギーを光合成によって生み出しているため、
日陰で育てた場合や日照不足が続いた場合は
どうしてもエネルギー不足になってしまいます。

日照条件が悪いと花付きが悪くなったり(最悪の場合は咲かない)、
株がしっかりと育たないなど決して良いことはありません。

ディスタントドラムスはできる限り日当たりの良い場所で育てましょう。

ディスタントドラムスの植え付け用土

ディスタントドラムスの植え付け用土

ガーデコ流!では根の呼吸がスムーズに行えるように
通気性の良い「多孔質培養土」をおすすめしています。

ディスタントドラムスもこの培養土で育てていますが、生育は良好です。

根が呼吸しやすい環境を整えてあげると、
根張りが良く肥料の吸い上げも良くなります。

ディスタントドラムスの水やり方法

ディスタントドラムスの水やり方法

ディスタントドラムスはとても水を欲しがります。

多孔質培養土のように通気性の良い土に植え付けた場合は
定期的に(生育期は毎日でもOK!)たっぷりと水やりをしましょう。

通気性の良い土なら水遣りの回数が多くても根腐れの心配はありませんよ。

ディスタントドラムスの肥料の与え方

ディスタントドラムスの肥料の与え方

バラは一般的に「肥料食い」と言われ多くの肥料が必要だとされていますが、
ガーデコ流!ではそこまで多くの肥料を与えません。

生育期には規定の希釈率で薄めた液肥を1週間に1度与えます。

オススメの液肥はコチラ↓
おすすめの液肥、ペンタガーデンPRO

ディスタントドラムスの剪定・切り戻し方法

ディスタントドラムスの剪定・切り戻し方法

ディスタントドラムスの剪定は

・樹形を整える
・開花時期を調整する

これらの目的で行います。

メインの剪定時期は1月中旬から2月上旬に行う冬剪定。
株の高さを全体の1/2もしくは1/3程度になるように深く切り戻します。
その際に枯れ枝や弱々しい枝も取り除きます。

5月に一番花が咲いた後は花がら摘みが剪定のメインになります。

秋に一斉に花を咲き揃わせたい場合に行うのが夏剪定。
9月上旬~中旬にかけて全体が2/3程度になるように切り戻します。

ディスタントドラムスの病害虫防除

ディスタントドラムスの病害虫防除

ディスタントドラムスはバラの中では病害虫への耐病性は高いです。
しかし、それはあくまでも「バラの中では」の話。

黒点病にかかって葉を落としたり、
ホソオビアシブトクチバの幼虫に蕾を食べられてしまったり
クシヒゲハバチやチュウレンジハバチの幼虫に葉を食害されたり、
バラを育てていると本当にさまざまな病害虫の被害を受けます。

病害虫によってバラが枯れてしまうことは滅多に無いので
完全無農薬でも育てることは可能ですが、
株全体の観賞価値を保ちたいのであれば定期的な薬剤散布は必要です。

ディスタントドラムスの増やし方・殖やし方

ディスタントドラムスの増やし方・殖やし方

ディスタントドラムスは挿し木で増やすことができます。

花後剪定をした後の枝の下葉を取り除き、水揚げをしておきます。

湿らせた赤玉土に挿して半日陰で管理し、
発根を確認したら小さめの鉢に植え替えます。

ガーデコ流!ディスタントドラムス育て方まとめ

・日当たり、風通しの良い場所で育てましょう!

・用土は通気性の良いものを使うこと!

・鉢植えで通気性の良い用土に植え付けた場合は定期的に水やりをたっぷり。

・肥料は規定の希釈率に薄めた液肥を週1回。

・冬剪定で株全体を1/2~1/3の高さに切り戻し、開花後は花がら摘みを。

・バラの中では病害虫に強いが、観賞価値を保つためには薬剤散布が必要。

・挿し木で殖やすことができるよ。

ディスタントドラムスの栽培日記・ブログぼちぼち更新中です

コメント

タイトルとURLをコピーしました