ガーデコ流!バラ・イブピアッチェ(イヴピアジェ)の育て方・栽培方法

ガーデコ流!バラ・イブピアッチェ(イヴピアジェ)の育て方・栽培方法 イブピアッチェ(イヴピアジェ)の育て方

ガーデコ流!バラ・イブピアッチェ(イヴピアジェ)の育て方・栽培方法

フランスのメイアン作出のバラ・イブピアッチェ(イヴピアジェ)は
濃いローズピンクの花色でフリルの入った大輪芍薬咲きの
とても華やかな薔薇です。

また香りも素晴らしく、オールドローズ香をより洗練し力強さを感じる
「ダマスク・モダン」に分類される香りを楽しめます。
花首がしっかりしているので切り花にも向いていて、
実際に香りのバラとして市場に流通しています。

株はやや横張り気味に育ちますが樹高がそれほど高くならないため
鉢植え向きのバラと言えます。

このページでは、「ガーデコ流!」の育て方をご紹介します。
※ガーデコ流!は一般的なバラの栽培方法と異なる部分もあるため
参考程度にとどめて下さい。

「ガーデコ流!植物の育て方」とは?


イブピアッチェ(イヴピアジェ)の基本データ

品種名:Yves Piaget
分類:バラ科バラ属の落葉低木
樹高:約1m 樹形:横張り性のブッシュ(木立)タイプ
開花時期:5月~11月
花色:濃いローズピンク
耐寒性:やや弱い 耐暑性:普通
耐乾性:普通 耐湿性:普通
日照条件:日向
バラの系統:ハイブリッドティ(HT)
作出:1983年 メイアン(フランス)
四季咲き性:良好(5段階中4)
香り:ダマスク・モダンの強香
黒点病への耐病性:弱い
うどん粉病への耐病性:やや弱い


イブピアッチェ(イヴピアジェ)に適した栽培環境とは?

イブピアッチェ(イヴピアジェ)は日向を好みます。
バラは花を咲かせるためにとても多くのエネルギーを必要とします。
そのエネルギーを光合成によって生み出しているため、
日陰で育てた場合や日照不足が続いた場合は
どうしてもエネルギー不足になってしまいます。

日照条件が悪いと花付きが悪くなったり(最悪の場合は咲かない)、
株がしっかりと育たないなど決して良いことはありません。

イブピアッチェ(イヴピアジェ)は
バラの中でも特に日照を必要とするタイプなので
できる限り日当たりの良い場所で育てましょう。

イブピアッチェ(イヴピアジェ)の植え付け用土

ガーデコ流!では根が呼吸しやすい環境を整えるために
通気性の良い用土で育てることをおすすめしています。

鉢植えであれば水やりをした際に
鉢底から余分な水分がスッと流れ出るのが理想。

地植えであれば多孔質資材(珪藻土焼成粒など)や植物性堆肥などで
土壌改良を行って通気性・水はけを良くしておきましょう。

イブピアッチェ(イヴピアジェ)の水やり方法

イブピアッチェ(イヴピアジェ)はとても水を欲しがります。

多孔質培養土のように通気性の良い土に植え付けた場合は
定期的に(生育期は毎日でもOK!)たっぷりと水やりをしましょう。

通気性の良い土なら水遣りの回数が多くても根腐れの心配はありませんよ。

地植えの場合でも乾燥した晴れが続いている時や
蕾が膨らみはじめたりシュートが発生していたりと
バラが水を欲しがるタイミングでは水切れを起こさないように
たっぷりと水やりをします。

イブピアッチェ(イヴピアジェ)の肥料の与え方

バラは一般的に「肥料食い」と言われ多くの肥料が必要だとされていますが、
ガーデコ流!ではそこまで多くの肥料を与えません。

生育期には規定の希釈率で薄めた液肥を1週間に1度与えます。

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イブピアッチェ(イヴピアジェ)の剪定・切り戻し方法

イブピアッチェ(イヴピアジェ)の剪定は

・樹形を整える
・開花時期を調整する

これらの目的で行います。

メインの剪定時期は1月中旬から2月上旬に行う冬剪定。
株の高さを全体の1/2もしくは1/3程度になるように深く切り戻します。
その際に枯れ枝や弱々しい枝も取り除きます。

5月に一番花が咲いた後は花がら摘みが剪定のメインになります。

秋に一斉に花を咲き揃わせたい場合に行うのが夏剪定。
9月上旬~中旬にかけて全体が2/3程度になるように切り戻します。

イブピアッチェ(イヴピアジェ)の病害虫防除

イブピアッチェ(イヴピアジェ)は
黒点病やうどんこ病に対してやや耐性が弱いため
できれば予防措置をとっておきたいバラです。

まずは置き場所。
鉢植えにして雨の当たらない軒下で管理するのが最もおすすめの場所です。
しかも日当たりが良いこと。

そして風通し良く管理し、なおかつ乾燥させ過ぎないこと。

これらに気をつけることで随分と病気の蔓延を防ぐことができます。

後は予防を主眼に置いた定期的な薬剤散布で
病害虫を防除していきます。

完全無農薬でも花を咲かせることはできますが、
どうしても病害虫の被害は発生するので
株全体の観賞価値は下がってしまいます。

黒点病(黒星病)

雨の当たる環境下では発生を免れない病気と言われている黒点病(黒星病)。
その発生原因と予防・対策についてまとめました。

また、黒点病の予防と対策に有効な薬剤のローテーション散布。
農薬・薬剤を系統別に分類しました。

イブピアッチェ(イヴピアジェ)の増やし方・殖やし方

イブピアッチェ(イヴピアジェ)は挿し木で増やすことができます。

花後剪定をした後の枝の下葉を取り除き、水揚げをしておきます。

湿らせた赤玉土に挿して半日陰で管理し、
発根を確認したら小さめの鉢に植え替えます。

※品種登録をされているバラは種苗法により
無断で増殖し販売・譲渡することを禁じられています。
(有償・無償問わず)
バラの挿し木をする場合は親株が枯れた時の保険のためなど
個人的な利用にとどめ、
決して他人へ譲渡・販売しないようにして下さい。

ガーデコ流イブピアッチェ(イヴピアジェ)育て方まとめ

・日当たり、風通しの良い場所で育てましょう!

・用土は通気性の良いものを使うこと!

・鉢植えで通気性の良い用土に植え付けた場合は定期的に水やりをたっぷり。

・肥料は規定の希釈率に薄めた液肥を週1回。

・冬剪定で株全体を1/2~1/3の高さに切り戻し、開花後は花がら摘みを。

・黒点病やうどん粉病への耐性がやや弱い。置き場所に注意しつつ薬剤散布を。

・挿し木で殖やすことができるよ(種苗法に注意!)。

イブピアッチェ(イヴピアジェ)栽培日記・ブログぼちぼち更新中です

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