日向土とは?

日向土とは? 日向土

日向土とは?

日向土(ひゅうが土)は宮崎県などで産出される霧島系火山帯の火山噴出物です。

日向“土”と言われていますが、軽石の一種です。

通気性・水はけに優れているのでランや万年青(オモト)、多肉植物など
根がデリケートで根腐れしやすい植物などの基本用土として用いられることが多いです。

日向土の基本用土としての特徴をまとめてみましょう。

日向土の重さ(比重)は?

日向土の比重は約0.6です。
軽石系で多孔質(小さな穴がたくさんあいている)のでやや軽いです。

日向土のpHは?

日向土のpHは6前後の弱酸性です。
弱酸性の基本用土はどの植物を育てるのにも扱いやすいですね。

日向土の水はけ・通気性は?

日向土はとても水はけ・通気性の良い基本用土です。
基本用土の水はけ・通気性が良いと根が呼吸しやすく根腐れしづらくなります。
根腐れしやすい多肉植物などを育てるのにはとても適していると言えます。

日向土の保水性は?

日向土の保水性は、あまりありません。
多孔質(小さな穴がたくさんあいている)ため、そこにいったん水を含みますが
使用した実感としてはやや乾きやすい基本用土です。

日向土の保肥力(CEC)は?

日向土の保肥力はほとんどありません。
保肥力をあらわす塩基置換容量(CEC)は3~5meq/100g程度で、
赤玉土の25~30meq/100gと比べるとかなり見劣りします。

日向土単体で使用した場合は肥料を与えてもほとんどが流亡してしまったり、
植物が肥料焼けしやすくなるなどの影響もあるので
保肥力を引き上げる改良資材(ゼオライトや植物性堆肥など)を
混ぜ込んで使った方が良いです。

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