モクビャッコウは、輝くような銀白色の葉
(シルバーリーフ)が特徴のキク科の低木です。
東アジアの熱帯地域が原産なだけあって、夏の暑さにはとても強いです。
シルバーリーフは夏の暑さが苦手なものが多いので、
夏越しが簡単なモクビャッコウはとても重宝します。
一方で冬の寒さにはやや弱く、寒冷地などでは
鉢植えで管理して冬は室内に取り込むなどの必要があります。
暖地であれば地植えで冬越し可能です。
基本的には根張りが良く丈夫な植物なので、
初心者でも安心して育てられますよ。
このページでは、「ガーデコ流!」の育て方をご紹介します。
モクビャッコウの基本データ
学名:Crossostephium chinense
分類:キク科の低木(冬期常緑)
樹高:約50cm
開花時期:11月~3月
花色:黄色(ほとんど目立たない)
耐寒性:やや弱い(約0℃)
耐暑性:強い
耐乾性:強い
耐湿性:やや弱い
日照条件:日向
ガーデコ流!モクビャッコウの育て方・栽培方法目次
モクビャッコウの栽培環境
モクビャッコウの植え付け用土
モクビャッコウの水やり方法
モクビャッコウの肥料の与え方
モクビャッコウの剪定・切り戻し方法
モクビャッコウの病害虫防除
モクビャッコウの殖やし方
ガーデコ流!モクビャッコウの育て方まとめ
モクビャッコウの栽培環境
モクビャッコウは日当たりが良い環境を好みます。
日当たりが悪いと本来の葉色が出ないことも…。
基本的にはその銀白色の葉(シルバーリーフ)に観賞価値がある植物なので、
出来れば日向で育ててあげましょう。
また寒さに弱いため、寒冷地では地植えでの冬越しは難しいです。
霜が降りると葉が傷むこともあります。
寒冷地でモクビャッコウを育てる場合には鉢植えで管理し、
冬は室内に取り込むなどの冬越しの工夫が必要です。
モクビャッコウの植え付け用土
ガーデコ流!では根の呼吸がスムーズに行えるように
通気性の良い「多孔質培養土」をおすすめしています。
モクビャッコウは通気性の良い用土を好むため
多孔質培養土は最適です。
水はけ・通気性の悪い用土だと根腐れの心配があるので
できるだけ通気性の良い用土に植え付けましょう。
モクビャッコウの水やり方法
モクビャッコウはかなり根張りの良い植物で、吸水力があります。
つまり、水は大好き。
ただし、過湿にはやや弱いため
通気性の良い用土に植え付けていることが大前提で
水やりはたっぷり行います。
地植えの場合は極端に乾燥していない限りは水やりの必要はありません。
モクビャッコウの肥料の与え方
モクビャッコウには生育期の春から夏にかけて緩効性肥料を与えるか、
1週間~10日に1度液肥を与えます。
肥料の与え過ぎは逆効果になるので、必要に応じて与えるようにしましょう。
モクビャッコウの剪定・切り戻し方法
モクビャッコウは11月~3月の間に花を咲かせます。
花後剪定で弱めに切り戻すと脇芽が伸びてきます。
また、生育期には旺盛に枝葉を伸ばすので
樹形が乱れてきたときには株元から15~20cm程度のところで
強剪定をして樹形を整えます。
春先の芽吹き直後が適期です。
モクビャッコウの病害虫防除
モクビャッコウはほとんど病害虫の被害に遭いません。
完全無農薬でも育てることができますよ。
モクビャッコウの増やし方・殖やし方
モクビャッコウは挿し木で増やせます。
適期は5月から6月で、伸びた枝をカットして下葉を取り
水揚げをした後挿し木用土に挿します。
後は水を切らさないように注意して明るい日陰で管理します。
ガーデコ流!モクビャッコウ育て方まとめ
・栽培環境は日向が最適!
・用土は通気性の良いものが◎!
・鉢植えの場合、通気性の良い用土に植え付けていればたっぷり与えてOK!
・地植えの場合は、極端に乾燥していなければ水やりの必要は無し。
・肥料は春と秋に緩効性肥料を。もしくは定期的に液肥を。
・花後剪定と樹形が乱れてきた場合の強剪定が基本。
・病害虫の心配はほとんど無いので無農薬でOK!
・挿し木で増やすことができるよ。
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