ガーデコ流!のバラ・ナエマ( Nahema )の育て方・栽培方法

ガーデコ流!のバラ・ナエマ(Nahema)の育て方・栽培方法 ナエマの育て方

ガーデコ流!のバラ・ナエマ(Nahema)の育て方・栽培方法

ナエマ( Nahema )は
フランス・デルバール社作出で
ソフトピンクの中輪カップ咲きのバラです。
ころころとした可愛らしいビジュアルに加え、
ゲランの香水の名を冠しているだけあって香りも素晴らしい。

2006年ぎふ国際ローズコンテスト銀賞およびベストフレグランス賞受賞。

四季咲き性のあるつるバラとして流通していますが、
ガーデコ流!ではブッシュ仕立て(木立樹形での仕立て)をおすすめしています。

このページでは、「ガーデコ流!」の育て方をご紹介します。
※ガーデコ流!は一般的なバラの栽培方法と異なる部分もあるため
参考程度にとどめて下さい。

「ガーデコ流!植物の育て方」とは?


ナエマの基本データ

品種名:Nahema
分類:バラ科バラ属の落葉低木
樹高:約2m 樹形:半つる(シュラブ)樹形
開花時期:5月~11月
花色:ソフトピンク
耐寒性:普通 耐暑性:普通
耐乾性:普通 耐湿性:普通
日照条件:日向
バラの系統:つるバラ(CL)
作出:1998年 デルバール(フランス)
四季咲き性:普通(5段階中3)
香り:フルーツ系の超強香
黒点病への耐病性:強い
うどん粉病への耐病性:やや強い


バラ・ナエマに適した栽培環境とは?

ナエマ( Nahema )は日向を好みます。
バラは花を咲かせるためにとても多くのエネルギーを必要とします。
そのエネルギーを光合成によって生み出しているため、
日陰で育てた場合や日照不足が続いた場合は
どうしてもエネルギー不足になってしまいます。

日照条件が悪いと花付きが悪くなったり(最悪の場合は咲かない)、
株がしっかりと育たないなど決して良いことはありません。

ナエマはできる限り日当たりの良い場所で育てましょう。

もし、日照条件が悪い場所でしか育てられない場合は
肥料を工夫すれば改善するかもしれません。

おすすめの液肥、ペンタガーデンPRO

ペンタガーデンPROは5-アミノレブリン酸( ALA )配合の液体肥料です。
ALAは葉緑素の素となる天然アミノ酸で光合成細菌による発酵で生産されています。
ALAによって光合成が促進されると日照条件が悪いところでも
植物の生育が良くなることが期待されます。

ナエマの植え付け用土

ナエマ( Nahema )の植え付け用土

ガーデコ流!では根が呼吸しやすい環境を整えるために
通気性の良い用土で育てることをおすすめしています。

鉢植えであれば水やりをした際に
鉢底から余分な水分がスッと流れ出るのが理想。

地植えであれば多孔質資材(珪藻土焼成粒など)や植物性堆肥などで
土壌改良を行って通気性・水はけを良くしておきましょう。

ナエマの水やり方法

ナエマはとても水を欲しがります。

多孔質培養土のように通気性の良い土に植え付けた場合は
定期的に(生育期は毎日でもOK!)たっぷりと水やりをしましょう。

通気性の良い土なら水遣りの回数が多くても根腐れの心配はありませんよ。

地植えの場合でも乾燥した晴れが続いている時や
蕾が膨らみはじめたりシュートが発生していたりと
バラが水を欲しがるタイミングでは水切れを起こさないように
たっぷりと水やりをします。

ナエマの肥料の与え方

バラは一般的に「肥料食い」と言われ多くの肥料が必要だとされていますが、
ガーデコ流!ではそこまで多くの肥料を与えません。

生育期には規定の希釈率で薄めた液肥を1週間に1度与えます。

オススメの液肥はコチラ↓
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ナエマの剪定・切り戻し方法

ナエマは一般的には四季咲き性つるバラとして流通しています。

しかしながら、花茎(ステム)が異常に長く伸びるので
狙ったような景観が作りづらかったり
そもそも太い枝からでしか花を咲かせなかったりと
つるバラとして扱いがやや難しいところがあります。

それよりも直立性のしっかりとした枝を活かして
ブッシュ仕立て(木立樹形)で育てた方が
花付きが良く鉢植えでも管理しやすいので
GarDeco Japanではブッシュ仕立てをオススメしています。

まず、冬には株元から20cm程度のところで強剪定します。
その際に細い枝や枯れ枝は切り取ってしまいます。

一番花が咲いた後も比較的深い位置で切り戻しをします。

深い位置で切り戻しをすると開花までに時間はかかりますが、
その分、一枝に多くの花を咲かせることができます。

ナエマの病害虫防除

ナエマはバラの中では耐病性は高い部類に入ります。
しかし、それはあくまでも「バラの中では」の話。

うどん粉病にかかって葉や蕾が見苦しくなったり、
ホソオビアシブトクチバの幼虫に蕾を食べられてしまったり
クシヒゲハバチやチュウレンジハバチの幼虫に葉を食害されたり、
バラを育てていると本当にさまざまな病害虫の被害を受けます。

病害虫によってバラが枯れてしまうことは滅多に無いので
完全無農薬でも育てることは可能ですが、
株全体の観賞価値を保ちたいのであれば定期的な薬剤散布は必要です。

ナエマの増やし方・殖やし方

ナエマは挿し木で増やすことができます。

花後剪定をした後の枝の下葉を取り除き、水揚げをしておきます。

湿らせた赤玉土に挿して半日陰で管理し、
発根を確認したら小さめの鉢に植え替えます。

※品種登録をされているバラは種苗法により
無断で増殖し販売・譲渡すること
を禁じられています。
(有償・無償問わず)
バラの挿し木をする場合は
親株が枯れた時の保険のためなど
個人的な利用にとどめ、
決して他人へ譲渡・販売しないようにして下さい。

ガーデコ流!バラ・ナエマ育て方まとめ

・日当たり、風通しの良い場所で育てましょう!

・用土は通気性の良いものを使うこと!

・鉢植えで通気性の良い用土に植え付けた場合は定期的に水やりをたっぷり。

・肥料は規定の希釈率に薄めた液肥を週1回。

・ブッシュ(木立樹形)仕立てがおすすめ。

・バラの中では病害虫に強いが、観賞価値を保つためには薬剤散布が必要。

・挿し木で殖やすことができるよ(種苗法に注意!)。

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